比叡山延暦寺の1000日(千日)間の修行が過酷すぎ!達成者や修行の理由となぜを解明!【世界一受けたい授業】

1/20放送の
「世界一受けたい授業」
京都の比叡山延暦寺で行われている
1000日(千日)間にわたる過酷な修行
特集されます。

果たしてどのような修行なのでしょうか。

また何のために行うのでしょうか。

今日はいつもと違う切り口で
お伝えしたいと思います(笑)

皆さん一緒に確認していきましょう!

<目次>

  1. 1000日間に渡る修行、その名は「千日回峰行」
  2. 修行のクライマックスは「堂入り」
  3. 修行を行う理由。何のためにやる?
  4. まとめ

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1000日間に渡る修行、その名は「千日回峰行」

出典:https://4travel.jp/travelogue/10545882

この過酷な修行の名は
千日回峰行(せんにちかいほうぎょう)
という名前です。

その中身はというと。。。

ものすごく簡単に書くと
1000日間のうちほとんどの日を
ひたすら歩きまわる修行です。

その歴史は古く
平安時代に遡ります。

1000日間という名称がついていますが
年数でいうと7年間。
1~3年目は年100日
4~5年目は年200日
行われます。

晴れだろうが雨だろうが
雪が降ろうが台風が来ようが
自らの体調が悪かろうが

ひたすら夜中にお寺を出て
真言を唱えながら
比叡山中を歩き回り
午前中に寺に戻る

という生活をひたすら繰り返します。

歩く距離は
だいたい1日30kmだそうです。

毎日の睡眠時間は3時間少々。
食事は1日2食。
少量の精進料理を取るだけの
質素なものです。

ちなみに修行中は傍らに
「麻紐」「両刃の短剣」
を常に携帯しています。

これは
「修行の失敗=死ぬ(自害する)」
という不文律があるためです!

((((;´・ω・`)))ガクガクブルブル

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修行のクライマックスは「堂入り」

5年700日の修業を終えると
千日回峰行の中で最も過酷と言われる
「堂入り」を行います。

出典:www.sankei.com/west/news/151021/wst1510210033-n1.html

これは9日間にわたって
断食(食べない)
断水(飲まない)
断眠(眠らない)
断臥(横にならない)
という四無行を行います。

その間、真言を10万回唱える
ということも行います。

通常、断食・断水状態で
人が生きることのできる
生理的限界は3日間と言われています。

お医者さんに言わせると
その状態で9日間というのは
「間違いなく死ぬ」レベルだそうです。

実際に修行中に亡くなられた方もおり
「生き葬式」とも呼ばれています。

これを達成すると
「大阿闍梨」という
不動明王の生まれ変わりに
なるとされています。

またその後
6年目は1日60kmの行程を100日続け
7年目は200日の行程を経て
修行完了となります。

7年間かけて歩いた距離は
約4万km

地球一周を歩ききったのと
同じ距離だそうです。

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修行を行う理由。何のためにやる?

僧侶の中でも千日回峰行に
挑戦する方はそう多くはありません。

挑戦しようとするきっかけは
人それぞれです。

ここでは、この千日回峰行を
生涯二度にわたって達成した
酒井雄哉大阿闍はこう答えています。

出典:https://matome.naver.jp/odai/2143082733003662101

「千日回峰行に対して
大変な決意で望まれたんでは」と聞かれるが
決意ではなく自然にやる形になった。

出典:http://h-kishi.sakura.ne.jp/kokoro-535.htm

行自体も何のためにやっているか分からない。

出典:https://matome.naver.jp/odai/2143082733003662101

とのことです。

もともと天台宗には千日回峰行以外にも
「常行三昧」という
90日間、ひたすら立ったまま
お堂の中で念仏を唱え続ける
荒行を経験されていたそうです。

もともとそういった経験があり
身体面では自信があったそうです。

酒井雄哉大阿闍梨は

行も大変は大変だが
毎日一生懸命行っていると
何時しかそれが自然になってくる。
ちゃんとやっていれば案外大丈夫なもの

出典:http://h-kishi.sakura.ne.jp/kokoro-535.htm

と語っておられます。

酒井雄哉大阿闍梨は54歳で
千日回峰行を満行(達成)されますが
その半年後再び二度目の
千日回峰行に挑みます。

二度目の満行司は60歳の時。

二度の千日回峰行の達成者は
1300年を超える比叡山の歴史上
3人しか達成していないそうです。

出典:https://www.amazon.co.jp/一日一生-朝日新書-天台宗大阿闍梨-酒井-雄哉/dp/4022732385

酒井雄哉大阿闍梨は
千日回峰行を達成後
「一日一生」という考え方を
するようになったそうです。

生きているということは
死への準備で、
死への準備は
実は明日再び生まれるための訓練です。

今日失敗したら今日中に整理して
次の日に間違いがないように
今日一日を大切にする。

それが明日に通じることになる。
今日は今日の自分、明日は明日の自分と考えて、
今日のいざこざは今日でお終いにして、
明日はまた新しき、おはようと
元気よく始めれば周囲もそれに応えるわけです

出典:https://matome.naver.jp/odai/2143082733003662101

シンプルかつ
非常に奥の深い言葉ですね。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

そもそも俗世界と離れた場所で
生きられている僧侶の方々ですが

この千日回峰行は
別格ですね!!

当日の放送での
裏側にも期待しましょう!

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